時の旋律



「俺は……「クククっ!」


俺の声は、不気味な笑い声に消されていった。
笑い声の出どころーーさっきまで村の出口にいた王が、不気味な笑みを浮かべながらコッチに近づいてくる。


「〈破壊〉の力だと?なんて素晴らしい!音宮の力なんぞ到底及ばぬ。」

はい?

「その力さえあれば、何もかも破壊することが出来る。まさに理想の兵器だ!!」