「拓…まさか〈破壊〉の力を?」 沙耶の叔母さんの声が、周りを静かにした。 「そんな……嘘…!?」 何が起きたのかまったく理解出来ていない俺の代わりに沙耶が言った。 〈破壊〉の力? 何だよそれ。俺の力はそんなんじゃない…… 「拓の〈創造〉の力は人を殺せない……だけど〈破壊〉の力が目覚めたのなら辻褄が合うのよ。」