「音宮さんはいますか?」 あの中でリーダー的存在の兵士が言った。 「私ですけど、何か?」 リーダーの言葉に1人の女性(沙耶の母親)は一歩前にでる。 「あなたが〈調和〉と〈調律〉の力を持つ音宮さんですか。」 兵士は不気味な笑みを浮かべた。