「反省してるなら、あの問題を鈴木の代わりに答えろっ!!」
そう言って鬼センは黒板に書いてある問題を指差した。
それと同時に鈴木がホッと胸をなで下ろしているが見えた。

野郎……俺を舐めやがって…
俺は鈴木の態度に少しムカついて問題も見ずに答えた。

「√5 ですか?」

「残念、今やってるのは今やってるのは関数なんだ。」
単元が違った。

「えっ……関数?」

俺はおそるおそる黒板を見る。そこにはきれいな放物線の描かれた問題があった。

マジですか。