何言ってるんだ?あれか?もしかしてみんなで俺を騙そうと企んでるんじゃ??

何も言わない俺を見て、語り部はニコっとただ笑う。

「いきなりで混乱しちゃうよね、だけどしょうがないよ。君が扉を開けちゃったんだから。」

語り部は歯車を撫で始めた。
「君の力はとても大きい。それ故他人が扉を開けるのは不可能だった。だけど君が自分から開けちゃうんだもんなぁ。」