光の中は目の前にあるもの以外は何もなかった。 「これが、“世界の刻”ーーー。」 目の前にあったのは、凍りついた巨大な砂時計だった。 俺は目を瞑った。 浮かんでくるのは、沢山の大切な人達ーー ふっと少し笑い、静かに力を解放した。