ーーーーーーー 「俺、考えたんだけどさ。」 柚歌は俺の方を見た。 「俺は、世界を崩壊させない。」 「えっ?」 柚歌は足を止めた。 俺も走るのを止め、柚歌の方を見る。 「どういうこと?」 「俺は世界を終わりになんて迎えさせない。」 俺の言葉に柚歌は首を振る。