「なぁ、柚歌。」 俺は走りながら寧々音を気にかけている柚歌に声をかける。 「何?」と柚歌は一応応えた。 「俺、考えたんだけどさ。」 俺はずっと思っていたことを柚歌に明かした。 鍵は時の旋律ーー この前絞り込んだ場所に、寧々音の言葉が当てはまる場所ーーそんなの、一つしかない。 俺達は向かったーー学校へーーー