「空っ!」 寧々音の声に俺は振り返る。 「空に、伝えとく。」 寧々音は銃を撃ちながら声だけを張り上げた。 「扉を開く鍵は、時の旋律だよ!」 そう聞いて、俺達は再び走り出す。 後ろでは、激しく銃声が響いていた。