逃げられたと思ったが束の間、此処にも帝国軍が走ってきていた。 「此処にも!?」 「こっちだ!」 俺達は左に曲がり、再び走り出した。 数が多い…逃げきれるか!? 後ろを振り返ると、帝国軍の姿は無かった。 どうやらまいたようだ。