俺の言葉は、微かに震えていた気がする。
駿河はニヤリと笑い、「そうだ。」と言った。

「いや正確には、私は分身の方だがね。」


最悪だ。こんな繋がりがあったなんて…
予想外の展開だ。


「マルク王の死後、私は駿河と名を変え今この時まで帝国軍に君臨していた。
あぁ、私はマルク王の分身なのでね、力への執着心も相当のものだと思うよ。」

マルク王の分身…ってことは…

「お前の目的って…。」

俺の中で、最悪なシナリオが浮かぶ。




「そう、世界征服だーーー」