「入れーー。」 そう言われて入った部屋には、社長室みたいな造りになっていた。奥には、30歳ぐらいの社長みたいな男と、その机の両サイドに帝国軍が1人ずつ。 「君が間宮空かなーー?」 男は妖しげな瞳で俺を見た。その瞳に俺は少し身震いする。 ずっと黙っている俺に、喋れと促すかのように隣にいる帝国軍が銃を俺の横腹にあてた。 「っ!?…そうですけど。」 俺は目を逸らす。