機械も何もないのに、唄はまるで世界を包み込むように響き渡る。 ーー?この唄…何処かで聞いたような… 落ち着くようで、だけど逆に心が乱されるこの感じ…… 何ダッケーー? 「……わかった。」 柚歌の声にハッとする。柚歌は何処からか地図を出してある範囲をペンで囲んだ。 「えっ?わかったの?」 「うん、多分この範囲内だと思う。」 柚歌はトンと地図を差した。