俺はキョロキョロとあたりを見回すが、別に何も落ちていない。

結局ないのかよ……

俺は諦めてこのフロアから出ようとした。

~~♪

「唄……?」

何処からか唄が聞こえてきている。

あれ、この唄…どこかで…

俺は無意識に体を反転させ、唄が鳴っている方に進んでいく。気がつくと、目の前には歯車があった。

~~♪

「ここから……?」

俺は歯車に手を伸ばした。