「おーい、あったかぁ?」

下の方から彰が叫んでいた。
結局放課後になり,俺達は時計台へ来ていた。またメンドクサいことに彰はいい昼寝ポイントを捜すために上から下まで隅々歩いたらしく、俺が上、彰が下と別れて捜すということになった。

「ねーよ、どこにも。」
俺はそう叫んでから上への階段を上がってく。

何でたかが百円の為にこんなことしなきゃいけねぇんだよ…

そう思ってたら、階段を上り終え、狭いフロアに入った。そこから上はもうないらしく、中央に時計の歯車が噛み合っていた。

ここが最上階??