「そんなはずないのになあ…」

佑未はあたしをちらっと見ながら呟いた。


「…なに?」


あたしがグラスの氷をカラカラさせながら聞くと

「いや…だって、おかしくない?今まで絶対参加しなかったのに」


尚も食い下がる佑未に、あたしは言った。


「あいつの話は今したくないの」


「なんで」


「なんか…モヤモヤするから」