Spring Princess***

 …何分経っただろう……?

 まだキャーキャーと声が聞こえる

 私は恐る恐るそちらの方向を向く

 私の目の前にはハーレム男が…

「…君、1人?」

 男はニコッと笑う

 心の中でお前には関係ない、

 と思ったが言わなかった

『は、はい』

 ぎこちなく私は笑った

 やべぇ、変な笑顔になったかも

「俺と体育館に行かない?」

 と、手を差し伸べられる

 こんなことされたことないので

 私は今、混乱状態だ。