ねぇ?先輩。
これは…
一緒に帰れるって期待してもいいですか?
教室に戻ったあたしは、出来事を美和に話した。
「なんか…いい感じじゃん♪」
美和はそう言って喜んでくれた。
そんな美和を見るともっと嬉しくなって、心臓が暴れる。
「なんだぁ?お前築以外にも恋してるヤツがいんのか?」
『……!』
いきなり、良太が話に入ってきた。
『アンタに関係ない!ってか築くん事態好きじゃないんだから!』
「あーそ。ま、関係ねぇし」
とだけ言い残して、良太は去っていった。
「なんなの、アイツ」
そんなん、あたしが聞きたいよ。

