ほしいのはキミ





こいつ……。





「ってか大体からなんでお前が隣なんだよ」




『知らないわよ!そんなこと!』





あたしだって、アンタと隣になりたかったわけじゃないんだからぁっ!








「貴弥、俺こんなのが隣なの嫌」






こいつは…んっとに(怒)






『築くん!』







あたしは築くんの元へ駆け寄った。









「ん?」



『あたし築くんと隣がいい!』





あんなヤツの隣、絶対上手くやっていく自信ない。








「俺は別にいいけど…」




『ほんとに!?ありがとう!』





そしてあたしは早速荷物を築くんの隣の席へ運んだ。







遥くんには悪いけど、遥くんは良太の隣に行ってもらったわけで…