黙ったまま歩く私達
明もぼんやり空を眺めてる
ぼんやり浮ぶ月を見つめながら明は口を開いた。
「なぁ雫?
さっきのって…」
「え?」
「あれって…笠原先生だよな?」
や…やっぱり見られてたんだ。
「う…ん。たまたま出くわして、通り道だったから送ってもらったの!」
うまく言えたかな?
不意打ちでちょっと焦る。
「そ、そうなんだ…。
雫、先生と仲イイんだな。」
「そんな事ないよ!
あ…えと、普通、普通だよ!」
私は笑顔でグダグダな自分をフォローする。
「そっか…そうなんだ…。
じゃあさ雫は俺の事、どう…思って…る?」
明は急に立ち止まって真剣な顔を私に向けた。
ドキン!!!!
明の表情を見て
胸の鼓動が強く脈を打つ。
ドキ…ドキ…
沈黙が続く程、どんどん強く重くなっていく


