私の横に止まった車の窓が開き、先輩が顔を覗かせて早く乗れって言ってる。
車に乗り込み3階を指差し先生に合図する。
先生は眼鏡をかけて良く見て
「ここにずっと止まってる訳にいかないから、とりあえず車出すぞ。」
そう言って車を発進させた。
「アレってこの前倉庫にいた3年の間宮颯太と、篠田美香だよな。
下沢と同じクラスの奴ら…。」
先生は顎に手を当てて考えるように言う。
運転しながらそのポーズ
何気にちょっといいかも?
って私、何をうっかり見入っ…
「あんまり見入られると運転緊張しちゃうなー♪」
撤回!見入ってナイ!
思わずほっぺをぷぅっと膨らまして外を見ていたら先生に呼ばれ、振りむいた
「なんんぅぷ?」
振り向いた瞬間先生の人指し指が私のほっぺに刺さり、口の中の空気が抜けた。
「ふはぁ!ガキかよ。」
ぷーっと吹き出して笑う先生
さっきの仕返し?
あんたがガキかよ!?
“D”の癖にっ!


