その日は一日私とアンナの間に微妙な空気が流れてた。
お昼を食べる時も他の子達も一緒に輪になって食べてるけど、私とアンナはいつもみたいに話さない。
放課後になりみんなが帰り出す。
荷物を持ったアンナは振り返って
「雫、私今日用事残ってて遅くなるから先に帰ってて?」
「あっうん…。
私も用事あるし大丈夫だよ。」
私がそう返すと、そっか…と言って教室を出て行った。
アンナの委員会かな
なんだっけ?
あぁ!図書委員だ。
本の整理かなんかかな。
でも図書室と違う方向に出て行ったし…
あーでも管理棟に図書倉庫?みたいな部屋あったな!
私も笠原先生の数学科室行くし、コッソリ様子探ってみよう。
アンナを疑ってる訳じゃ無いけど、エージェントとして教室以外のアンナをもっと知る必要があるし。
気になる事もあるし
怪しく無い程度にさり気なく後をついて行く。


