ガラ…


保健室のドアの開く音がして

そして人が歩いて来る音



光の当ったカーテンの向こうの人影は私のベットの前で止まった。



「お前ら、知り合いだったのか?
エージェントがターゲットに想い入れるのはタブーだぞ?」



低くハスキーな声が、静かな保健室に広がる。



エージェント

ターゲット

タブー



その言葉をココで発するのは、おそらく私の他にはただ1人

"D"!!!!



この声の持ち主は





きっと……