広い公園
緑や花がいっぱい咲いて
カラッとした風が気持ちい
懐かしい匂いのする風…
懐かしい太陽の香り…
あぁ、ここロスだ…
中学1年の時、1年間住んでいた
大好きな場所
お気に入りのいつもの赤いベンチに座って居る私。
『雫!やっぱりココにいた!』
『明…。』
まだ中2の姿の明が息を切らせて走って来て、私と並んで座った。
『…雫、今週末日本に帰るんだって?』
『うん…。突然でやになっちゃう!
でもホントは私、帰りたくないょ…。』
『…俺も淋しいな。
雫が居なくなるの。』
『私…私ねっ明の事…!!』
離れ離れになる前に、膨んだ想いを伝えたくて
伝えようとしたんだ
でも言えなかった
言わせて貰えなかった
明が突然私を抱き締めたから
そして少し震えた声が聞える。
『雫…好きだよ…。』
ロスの町が真っ赤な夕焼けに包まれる頃
少し照れた明の気持ちが聞えた。


