「ほらほらっ!婚約パーティーしよっ!
準備はバッチリよ!」



日和さんがパンパンと手を叩き合図をするとテラスから繋る部屋のドアが開きパーティー会場が姿を表した。


ワイワイと楽しい時間が始まる



「雫、新しい始まりだな。
またここから、今度は明君と一緒に支え合って成長するんだぞ。
困ったらいつでも帰って来いな。」



パーティーも中ほど

イスに座って休んでいたら"A"が私の横に腰を下ろし笑顔で私に言った。



「今日はありがとうございます。
会えると思って無かったから嬉しかった。
後、今までありがとうございました。」



私は敬愛を込めて頭を下げた。


親の様に接してくれた"A"

要領の悪い私を見捨てず、何度も支えて助けてきてくれた

この人が居なかったら今の私は居ない


感謝してもしきれない位だ



顔を上げるといつもの様に穏やか笑顔



ホッとする笑顔