「ねぇ明、私まだ明と居るって言えない…。
明の事好きだよ…けど自分の事にちゃんとケジメを付けてからじゃないと私、きっと後で後悔するから…だから…」
少しだけ時間を下さい
そう言おうとした私の唇を明が塞ぐ
今までにした様なキスじゃなくて
気持ちを深く伝える様なとろけそうなキス
長いキスの後…
お互い顔を見合わせて、私はなんだか恥ずかしくなって目線をそらす
明は俯いた私のオデコにそっとキスを落として
「待つよ。
待ってるから、雫が後悔しない様にやっておいで。」
見上げた明はほほ笑んでる。
「雫を待つの慣れたしな。」
明は笑顔でそう付け足して、私の手をとり指を絡ませしっかり手を繋いだ。
おっきくて暖かい明の手
繋ぐと安心する
力を分けてもらって
前向きに進んで行ける気がする
「行こうか?」
「うん!」
私達は手を繋いだまま笑顔で部屋を出る
「雫そのドレス凄く似合ってる。可愛い。」
歩きながら平然とした顔で言う明
…照れるし
照れながら明を見上げると、やっぱり笑顔の明
またきっとここから
私達の新しい
一歩


