私が店を出て地上に上る階段を上りきると外はもう暗かった。


ふぅ…


一息吐いて歩き出そうとした時



ガシッ…



後ろから何者かにはがいじめにされ視界を奪われた



えっ!?

何?誰?



「やっ…っ…」



叫び声をあげようとした瞬間、今度は何かで口元で覆われる



何?

なんなの!?



持っていたカバンをふりまわして抵抗しても、もがいても振りほどけない腕と周りが見えない恐怖


暴れる程に抜けていく自分の力を感じながら





私は意識を手放した