「で、先生はずっとドコ行ってたんですか?
アンナも…大丈夫なんですか?」
私は紅茶に小さな角砂糖をポチャーンポチャーンといれながらずっと疑問だった事を話しかける
「ってお前!幾つ砂糖いれるつもりだよ!?」
「はへ?
だってこの砂糖小さいしね。」
「…まぁ良いけど。
俺は最初狙われた牧園を匿ってたんだけど、アイツ消えてさ~。
困った事にね。」
「…え?
じゃあ、アンナは今どこに?」
私は思わず持っていたティースプーンを落しそうになった。
「それが、分からないんだよ。」
カラーン…
いや…落とした
スプーンはレンガ張りの床に跳ね返って冷たい音をたてる
「えぇぇぇーーーーー!」
小さな部屋に私の声が響き渡る
「お前…超音波出すなっ!
黄色い声のがまだマシ…。」
耳を押さえて眉をしかめた先生を見て私は口を塞いだ。
「分からないって…何でそんな事に?」
一呼吸おいて紅茶をひとくち、ゆっくり飲み込み聞く。


