「よぅ!」
分厚い木のテーブルと、職人技としか思えない反りのついたイスが置かれたあまり広くはない部屋
"D"は頬杖を付きながら、待ってましたと言うように私に軽く片手を上げた。
先生の前にはグラスの下に水溜りの出来た残り少ないアイスコーヒー
だいぶ早く来てたんだな…そう思いながら先生の向いに私も座った。
「紅茶…でいいよな?
冷たいのと、温かいのどっち?」
「あっはい。温かいのでお願いします。」
私がコーヒーダメなの覚えてくれてたんだ。
ちょっと嬉しいな
先生は紅茶を注文してくれて間も無くしていい香りのする紅茶が私の元に運ばれて来た。
「じゃあごゆっくり。」
マスターらしい店員さんはにこやかな雰囲気を残して部屋のドアを締めた。


