私の話しを頷いて聞いていた彼女は私を見詰め優しく微笑む。
「いいと思うわ。
あなた自身のしたいように動いてみても。
やり残した事があるまま、納得いかないまま先に進んでもきっと後悔する。
あなたの大切なモノが今見えるなら、手を伸ばしてみてもいいと思う。
本当に大切なモノなら。」
ニコっと彼女は笑い私の手を柔らかい手で握り締める。
ギュッと握られた手は暖かくて、何故か懐かしく感じた。
「あなたの他の大切も、あなたを大切だと思ってくれてるわ。
きっと解ってくれる…
じゃあ、私そろそろいくね。…またね雫ちゃん。」
彼女は立ち上がり、いつの間にか校舎へ続く道を歩いてる。
彼女がオフホワイトのワンピース姿だから?
声が鈴の音の様に澄んでいたから?
天使みたいに笑うから?
彼女が言った言葉がとても意味のある特別な事の様に思えて
大切な事に思えた


