「明、この事って誰かに言った?」
「言う訳ないだろう?
誰にも知られたくなくて美香と付き合う事にしたんだから。」
明は呆れた様に言い、顔を両手で覆いながら
「はぁぁ~もぅどうなってんだ?」
ため息をつき、前を向いて座り直す。
誰にも言ってないんだとしたら何で颯太先輩が知ってたんだろう。
美香先輩が言ったの?
それとも颯太先輩が美香先輩に作戦を吹き込んだ?
颯太先輩は明と美香先輩が付き合えばオッケーだもんな。
思うようにさせてたまるか…
「ねぇ明、私ね、私も颯太先輩に持ち掛けられたの。
俺と付き合ってるって事にすれば、明と美香先輩の秘密教えるって。」
「…え?」
今度は明が驚いた顔をして私を見る。


