「ねぇ英美ちゃん!
それっていつ見たか覚えてる?
日にちとか時間帯とか。」
「えっとたしか一昨日の夜だったわ。
両親とレストランに行った帰りだから9時過ぎだったかしら。
駅前の大通りで見掛けたのよ。」
「そっか…ありがとう。」
「あれれ?雫ちゃん!
先生の事気になってるの!?」
私の事をにんまり顔で私の顔を覗き込む怜美奈ちゃん。
怖!!!!!
「ううん、違うよ!
その日私も近くに居たから、もしかして見てたかもって思ってさ?」
なんて、苦しい言い訳でごまかす…
「そうなの?
もしかして彼氏さんとかとデート?
ほら、3年生の先輩とお付き合いされてるんでしょ?
えっとぉ……あぁ出て来ない!顔は浮かんでるんだけど!」
どうしても名前が出ないみたいで考え込む怜美奈ちゃん
いいよ思い出さないで
初彼(しかも仮)がミッションで仕方なく作った彼氏だなんて、切な過ぎるから
「あ!間宮颯太先輩でしょ?」
思い出さなくていいのに(泣)


