それより!
「先輩!今先生がどうのこうの言いかけませんでしたか!?
あと、あのつい…ほっぺ、ごめんね?」
私は左頬を押さえた先輩にひとまず謝り、話の続きを期待する。
「「………。」」
異議があるような先輩の瞳と目ががあって、ちょっとの沈黙の後
「し~らな~い。
てゆうか雫ちゃん、女の子がグーはダメだよ?
うん、グーはダメ。」
グーのハンコを押したかの様に、グー型に左頬を赤くした先輩はベンチから立ち上がり
「とりあえず土曜日は夜7時に駅集合。」
「えっあ!先輩…待っ…」
呼止める私を無視して、雫ちゃんのパンチきくなぁ~って呟きながら校舎へ帰って行ってしまった。
こんな大事な時に情報聞き逃すなんて…
何て役立たずなの私…
ゴメン先生、アンナ
手掛かり見つけるから
どうか無事でいて…


