オサナナジミ



『何でよ?』


胡桃が好きだったかわかんない?


何よそれ


「だって合コンだよ?俺ら初対面だよ?なのにそこに恋が生まれると思う?」


・・言い返せなかった


だってその通りだったから


もしかしたら胡桃は本当に好きになったのかもしれない


そこんとこは本人じゃないからわかんないけど


『付き合ってから本当に好きになったかもしれないじゃん』


自分でもメチャクチャなこと言ってるのはわかってる


でも認めたくない


こんな人の意見を


「それじゃあ好きじゃないのに付き合ったってのは認めるんだね?」


なんか朝と立場が逆転しちゃってる気がする


『認めるわけないでしょ。ってかアタシは胡桃じゃないからわからない』


「それは1里ある。でも俺は今胡桃とは話したくない」


『なんで?』


「だってどうせまた泣くでしょ?そういうの面倒くさいんだよね」


なんじゃそりゃ


『しょうがないでしょ。アンタが悪いんだから。とにかく、胡桃には謝ってよね』


アタシは蓮クンのことを部屋まで連れて行った


押していったって方が正しいかな?


『ちゃんと謝ってよね。じゃあ結果は後ほど。アタシのことは黙っててね』


蓮クンに釘を刺して離れていく


困った顔をしていたけど、ちょっとして部屋に入っていった