オサナナジミ


『はぁ・・蓮クンにとって女って何?ただの暇つぶし?飽きたら捨てるの?』


返答に困っているようだ


でもアタシはただ冷たい目で見る


昨日までは怒ってたけど、ちょっと同情したりもした


でも今はそんな気持ちこれっぽちもない


かけらもね


「はーあ。もう限界か・・そうだよ。俺浮気してるよ」


何この言い方


完璧開き直ってんじゃん


「胡桃と付き合ったのは、しつこかったから。顔はまあまあだったから」


は?


しつこかった?


顔?


『・・なんで付き合ったの?なんで恋愛感情がないのに付き合ったりしたの?!』


アタシの瞳からはポロポロと大粒の涙がこぼれおちた


「別にさ、未穂チャンに関係なくない?俺が浮気したところで未穂チャンにはなんにも起こらないじゃん」


『関係ない訳ないでしょ。胡桃は親友だよ?好きじゃないなら付き合わないで。人の気持ち、ちゃんと考えてよ』


さっきの威勢のよさはもう無い


怒る気力ももうないよ


なんか頭もボーっとするし


「だって告白断ったら悪いじゃん?俺優しいと思うけどなぁ。こうして一緒に旅行にも来てやったし」


『アンタのどこがいいヤツなのよ・・偽善だよ。アンタのは偽善だよ』


もう何も言えないようだ


まぁ何か言われても困るんだけど