オサナナジミ



『そういうんじゃないよ。突然背中を叩かれたから驚いたの』


「ってかなんで1人?須藤は?」


『由梨?呼び出しくらったっていってた』


「呼び出し?未穂じゃあるまいし。須藤って真面目じゃん」


『どういう意味よ?アタシ呼び出しくらったことないし』


「だったらなおさら。未穂でも呼び出しなんかくらったことないのに、須藤がなんておかしい」


『・・何かあったのかな?』


「戻ってみるか」


アタシたちはもときた道をいった


職員室の電気が消えている


もし帰ったのなら、アタシたちとどこかですれ違うはず


あそこは抜け道なんかないし


『ねぇ由梨大丈夫かな?』


「職員室の電気は消えてる。でもここらへんには誰もいない。帰ってるときも、戻ってくるときも須藤は見なかった」


辺りは真っ暗


見回りしてる警備員さんのライトがちらちら見えるくらい


『探してみよっか』


「そだな」


アタシたちは校舎のまわりを探し始めた


「・・・やっ・・」


かすかに聞こえたのは由梨の声だった


『ねぇ今のって』


「須藤の声だよな?」


体育館のほうへ走っていった