オサナナジミ



「・・私よ」


『え?』


「白雪姫やってみたかったの!でもくじ引きになっちゃって、私はなれなかった」


白雪姫


『立候補すればよかったじゃない』


「委員長がするわけいかないでしょう?」


『最初にそれ言ってくれれば推薦したのに』


「推薦?」


『うん。今からでも遅くないよ?美沙は嫌がってるし』


「でも突然変わったりしたらみんな驚くわ。それに私は白雪姫にはふさわしくない」


ふさわしくない?


『なんで?』


「だって島田さんは綺麗で本当の白雪姫みたいじゃない。それに引き換え私は地味で暗い。そんなの白雪姫って言えないわ」


『・・・白雪姫は本当に美しかったのかな?』


「何を言っているの?美しいに決まっているじゃない」


『動物は、見た目で人には近づかない。心の優しい人に近づいていくの』


「・・」


『やりたくない人がやっても、いいものはできないよ?』


栗原さんの瞳から涙が溢れでてきた


「私でも白雪姫できるかしら?」


『できるできる。気合でね』


「アハハッ」