オサナナジミ



『でも純と健人にはいつもてこずってた』


「女子に負けるわけいかないし」


『持久走とかでも2人は毎年1位2位を争ってたよね』


「そんなこともあったなーあいつも速かったからな・・」


『2人とも負けず嫌いだしね』


「未穂だっていつもちゃっかり3位とかとってんじゃん」


アタシは毎年2人が並んで走ってるのを見てたっけ


『ちゃっかりって何よ?きちんと走ってたし。2人は最初から最後まで全力疾走ってくらい速かったんだもん』


「最後はタッチの差でいつも俺の勝ち♪」


『そうだっけ?』


「何回か健人に負けたこともあったけど」


五分五分だったと思う


『最後は全速で走ってたよね・・』


「いがみあいながらね」


『アハハッアタシはそれを後ろから見てるの好きだったよ』


「はたから見るとおもしろいかもしれないけど、俺たちにとっては真剣勝負だった」


-キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴って、アタシたちはそれぞれの教室へ戻った


久しぶりに純と話せてよかった


なんかすごい達成感がする


健人をみかけなかったけど、どこにいたんだろう?