オサナナジミ



「どれどれ・・あら?新しいの買ったの?」


『ほら前のお醤油こぼしちゃったじゃん』


「そうだったわねーじゃあこっちおいで」


お母さんは慣れた手つきで帯を結んでいく


「彼氏といくの?」


『違うよ。麻耶たちと』


「17にもなってまだ女友達と?いい加減彼氏くらいつくったら?」


嫌味っぽく言った


『いいじゃん。アタシだって彼氏の1人や2人いるんだから』


「へぇ。じゃあ今度紹介してね♪」


紹介・・?


ムリだよ


お兄ちゃんはどういう反応するかな?


友達とアタシが付き合ってるなんて言ったら


「はいっできた」


『ありがとっ』


アタシはメイク等のため、自室へ戻った


お祭りだし、お姉系のメイクにチャレンジしてみようかな?


黒の浴衣に合わせて


『雑誌ここらへんに置いといたよね?』


朝読んでいたはずの雑誌が見当たらない


確かメイクの手順とか載ってたと思うんだけど・・


アタシは部屋を探すことにした


机の下、クローゼットの中、棚・・