「未穂ーいい加減起きなさいっ。もう7時よー」


お母さんの声でいつもの朝が始まる。


低血圧だから朝は弱いんだよね・・


『よいしょっと』


オバサンみたいにベッドから起き上がる。


カーテンを開けて深呼吸・・・したいところだけどこのままじゃ完全に遅刻する


急いで着替えて、下におりていく。


「未穂もういつまで寝てるの。」


またいつものお小言だ。


まったく嫌んなるし


『いーじゃん別に。間に合えば大丈夫だって』


朝食をかきこみ家を出る


そうすればギリギリセーフかな?


といいつつもゆっくり食べてしまう。


急がなきゃ


食べ終わり、鞄を持とうとしたとき、


「みーほ。おはよっ」


聞きなれた声がする


振り向くとそこには健人がいた。


彼は本名キノシタケント。幼馴染で、アタシが遅刻するからって一緒に登校してくれる。


『あっ健人おはよ!』


あいさつをして、アタシは急いで鞄を持つ。


靴をはいて『いってきまーす』と言い学校へ行く。


平凡な毎日だ。


健人とは何かの縁があるのか、小中高と一緒だ。


しかもクラスまで。