僕のツンデレ姫


ガシッ


二人になったとたん腕を掴んできた紅葉を見て優しく引き寄せ手を繋ぐ。

たったこれだけのことなのにとても幸せだった。


紅「蓮也…蓮也のお家に行っちゃダメ?」

歩き出すと蚊が鳴くような声で訪ねる紅葉に目線を向ける。

蓮「いいよ、おいでよ」