「ごめんなさい、でも、でも一緒に映画観て、話して予想以上に楽しくて幸せで浮かれちゃって。バカみたいに期待してた。」 もう今日で終わり。 私は、自分の本音を吐き出した。 「大丈夫だよ。藤谷くんには彼女がいるし、もう分かったから。 こんなこと言ってごめんなさい。迷惑だったよね。 ばいばい」 私、本当にバカだ。