「ママを助けたいなら
莢架ちゃん、戻っておいで」



「え…」



迷った。



ママを助けたい。



でもこの前あったことを思い出すと
なにをされるかわからない。



あたしが迷っていると電話から
あいつのひどく冷たい声が聞こえた。













「俺から逃げれると思うなよ」