私は力強く言った。 そんなあたしを見て瑠威のお父さんは 「ずっとその言葉を待っていたよ」 と優しくあたしに微笑んだ。 ちょうどその時──… ──♪〜♪〜♪… あたしのケータイが鳴り出した。 ディスプレイを見ると "ママ"と表示されている。 なんで? 病院にいるはずなんじゃ… そう思いながらもあたしは ケータイを耳にあてた。