「大樹!!ねえっ、大樹ってば!!」 「んー…あと5分」 「大樹それ言ったの13回目だよ!」 「じゃああと2分」 「5分も2分もダメーっ!!」 ──バシッ… 「いって!!」 「ふう…やっと起きた」 俺が顔を上げると制服姿の 莢架が頬を膨らませて怒っていた。