~僕と君で~

春、暖かいと感じたのは最初だけだった――
  
  
  制服に憧れて入ったこの高校  

  
  友達と一緒に入った高校
  
  
  何もかもが楽しいはずだったのに―――
  

 

 「あはは!!!おっきなゴミですね~」
 
 「ちょうどモップあるからさぁ・・・キレイにしょぅかあ!!!!」
 
 「賛成~♪」
 
  そう言って、いつも私を虐めるのは
  
  同じクラスの『河田美希』と『神田明菜』を中心とするグループである

 「・・・・・っ!!!!!!」

  モップで顔を拭かれる。そんなの、まだいい方だ。

  この間なんか、タバコをお腹に押し付けられて・・・

  お腹には痕が残っている

  いつか・・・自分は死ぬかもしれない

  そう思うと、怖くて仕方がない

  キーンコーン・・・・・・

  チャイムの音が鳴ると、美希と明菜は教室に戻る

  ガクガクと震える身体――――・・

  前、先生に相談しようとしたときは

  先生にヒドイ目に合わされるところだった・・・

  あの時――――――

 「先生!!!あの、今ちょっといいですか?」

  思い切って相談しようと、放課後 先生を教室に呼び出した

 「あぁ。いいよ」

  先生は、自分の机から離れて教室へと向かった

 「え・・・と、相談っていうのはですね・・・・・・」

  言いかけたとたんに、いきなり先生が立ち上がった

 「え?どぅしたんですか・・・?先生?」

  すると、先生は私の口を両手で押さえた

 「いい子にするんだ。」

 「んー!!?」

  先生は私を床に押さえつけ、服を脱がそうとした

 「!!!?」

  このままじゃさすがにヤバいと思い、先生を突き飛ばした

 「ぃっ・・・・」

  今だ!!!と隙を狙い、教室から出た