~Snow White~『一巻』

「あ、このまえありがとう。
洗顔と乳液・・・・・・」


「え?あ・・・あ・・・
ごめん、あれも俺壊したし・・・・」


「気持ちがとてもうれしかった。」
私は頭を下げた。


「あれは、俺じゃないよ。」



「え?うそ・・・・」


「言葉に出さなくても応援してる人も
いるのかもしれないよ。」


「まさか・・・・」
私は一人一人想像しては首を振った。


「今は俺にしといてもいいよ。」

智久は笑った。


智久しか考えられない。


「はい、終了~~
俺は少し仕事して寝るから
先に休んでいいよ。」


「そうだ、今日は温泉に行かなくて
よかったんですか?」


その時携帯が鳴った。

智久はシーッと言った。