~Snow White~『一巻』

顔から火が出た・・・・

智久の前で言われたのが
ショックだった。


「雪湖、欲しいなら
ミツに言いなさい。
同じもの買いなさい。」
伯父が言った。


「いえ・・・・いいです。
捨てるなら欲しかっただけです。
まだまだ使えるから・・・・
よく母がそう言って
最後まで使える方法を
教えてくれたから・・・・・・」

私は頭を下げてキッチンに戻った。


「ゴミ拾うなんてきもくない?」

「雪湖ちゃんの部屋にいろんなもの
あるんじゃない?」


「やだ~私がこのまえ捨てた
リップとかあったりして。」

千秋と真冬はいきなり
立ち上がって部屋を出て行った。