後味が悪かった。
どうして素直に「ごめんなさい」と
言わなかったんだろう。
真冬の頭を撫ぜた智久がずっと
忘れられなかった。
午前中のお手伝いさんの恵子さんが
「もういいわよ。
早く学校の用意しなさい。」
と言ったから
慌てて時計を見た。
「おとうさま~
車に乗って行きたい~
トモくんも行くでしょう。」
智久は伯父となにか話をしている。
私は部屋に戻って制服に、
着替えをした。
鏡に向かって髪の毛を縛りなおす。
心が汚れてる
そう智久に言われた
「汚れてないもん」と
つぶやいた。
どうして素直に「ごめんなさい」と
言わなかったんだろう。
真冬の頭を撫ぜた智久がずっと
忘れられなかった。
午前中のお手伝いさんの恵子さんが
「もういいわよ。
早く学校の用意しなさい。」
と言ったから
慌てて時計を見た。
「おとうさま~
車に乗って行きたい~
トモくんも行くでしょう。」
智久は伯父となにか話をしている。
私は部屋に戻って制服に、
着替えをした。
鏡に向かって髪の毛を縛りなおす。
心が汚れてる
そう智久に言われた
「汚れてないもん」と
つぶやいた。


