~Snow White~『一巻』

「ちょっと、雪湖ちゃん
あなた私の洗顔と乳液使ってる?」

千秋と真冬が
恐ろしい顔をして
近寄ってきた。


「あ・・・いえ・・・・」
動揺する


「ずっと変だって思ってたの。
だから誰かが使ったら分かるように
おき方変えたみたの。
あなたしかいない、違う?」
千秋にまくしたてられた。

伯父と伯母が入ってきた。

真冬が走って行って
言いつける。


私は足ががくがく震えた。


「使ってません・・・・」


「うそつかないでよ。」

千秋が食卓についた。